ロングストロークキットでのクランクシャフトのガタ
Q:ロングストロークキットでのクランクシャフトのガタ
自分でクランクシャフトの交換をしました。
クランクケースを閉じてみると軸方向に動きます。
組み込み前は、こんなに動かなかったと思うのですが大丈夫でしょうか?
A
そのままで良いとは決して言い切れません。
軸方向のガタはありすぎても無くてもいけません。
たとえばせっかくクランクの芯出しをしたとしても、その付け根から動いてしまってはせっかくの高性能なロングクランクや、芯出し後のクランクがもったいないです。
シリンダーとピストンにもわずかながら負担が増えます。
逆にガタが無いとベアリングを締め付けているので回転抵抗が増し出力低下やベアリングの早期磨耗に繋がります。
ロングストローククランクを組み込むなどをした後、そのままクランクケースを閉じるとクランクシャフトに軸方向のガタが大きく出ることがあります。
これは、元々交差内でクランクに軸方向ガタがあったものをガスケットを剥がし、再組み立てする中で公差よりも大きく(あるいは、公差内最大に)なってしまうため。
HONDAのサービスマニュアルでは、このガタは測定するところがありません。(メーンジャーナルのガタとは違う)
当店ではこの軸方向ガタをダイヤルゲージを使ってシムを入れて適切な値に調整しています。
2006年07月07日 エンジンチューン
オイルクーラーは何ccから必要ですか?
Q:
モンキーゴリラダックスなどの横型エンジンではオイルクーラーは何ccから必要ですか?A:何ccからとは言い切れないと思います。
当店で「是非に」とオススメしているのは88ccくらいからですが、75ccや80ccでも付けて調子の良い方、88ccでもオーバークールになってしまう。という方がいらっしゃるというご説明もしています。
走り方、環境で変わってくるものなので節約したい場合には、ボアアップ後に少し気をつけて乗ってみてから決めても良い部品だと思います。
しばらく走行してみて、ダレる、組み付け直後よりも遅い感じ、音が大きくなった気がする などなどを感じたらそれは温度が上がりすぎているのかも。
温度が高い場合はオイル交換をして、そのオイルがサラサラだったらオイルクーラーを付けることを考えてください。
なぜオイルクーラーをつけるのかというと、エンジンオイルは高温にさらされると粘度が失われます。これを防ぐために冷やします。
粘度の無いサラサラのオイルでは金属どうしで出来ているエンジン駆動部分は摩擦で壊れてしまいます。
サーモメーターは比較的安価なので、これを取り付けることが出来る場合には取り付けて温度の監視をしてみてください。
サーモメーターで温度が上がりすぎるようであれば、オイルクーラーを付けて下さい。
2006年07月01日 エンジンチューン
レギュラーヘッド88ccが、ダックスの75ccに負けました。
Q:某部品量販店で組んでもらった88ccエンジンが、ダックス70に負けました。
A:その75ccは当店で組みました。嬉しい報告でした。
遠心70をベースに75ccにしたものですが、ヘッドのポート加工がしてあり、各部締め付けトルク、クリアランスに気をつけた組込みでエンジンは適切な状態に出来たのだと思います。
キャブセッティングも、その日最適な状態だったのではないかと思います。
逆に88ccでも不適切な組込み、キャブやマフラーのチョイス、二次減速比のセッティングが悪ければ遅くて当たり前 と言えなくもないです。
ヘッドを開けてバルブのあたりなどを見直せればよいのですが、それが出来ない場合にはキャブや減速比のセッティングを見直してみてください。
2006年07月01日 エンジンチューン